2012年01月05日

「いつもの作業」に戻れる日は…

本日の河北新報夕刊に、
仙台市宮城野区の岡田地区のお話が載っていました。
こちらの地域も、津波による被害が甚大だったところです。

◆仙台「岡田産みそ」復活へ 津波被災の加工場移転
 (2012年1月5日付河北新報夕刊)
 http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120105t15033.htm

『RE:プロジェクト通信』第3号で取り上げた「三本塚漬物クラブ」のお母さんたちも、
加工場をつくって、
自分たちの畑で作った野菜を漬物や味噌に加工していましたが、
3月11日の津波により、
畑は瓦礫に埋もれ、加工場は泥水をかぶりました。
それからは、「いつもの作業」に戻れずにいます。

かほるさんの漬物加工場.JPG
*【三本塚漬物クラブの加工場】
 建物は残っていますが、背丈ほどの津波に襲われ、
 「加工場」としては使えないそうです。


取材当時、自宅の敷地内に加工場を設けていた佐藤かほるさんはおっしゃっていました。
「加工場をつくるのは大変だったの。
 許可をもらわないといけないから、設備もいろいろ必要となってくるし。
 この場所(=三本塚)がこれからどうなるのか、
 市の方針も決まらないと、
 なかなか再建に向けて動くこともできないし。」


11月の仙台市議会で「仙台市震災復興計画」が議決され、
三本塚地区は災害危険区域には指定されず、
現地再建による復興の方針が示されました。

漬物の話をするお母さんたちは、
本当に楽しそうでした。
疲れていても、
楽しさが勝って、やめることは考えたことがなかったそうです。

新聞記事の岡田地区のように、
三本塚地区でも、
再び加工場で漬物や味噌をつくることができるようになることを願ってやみません。
そして、それを実現させるためには、
きっと、「三本塚漬物クラブ」の皆さんの尽力のみならず、
新聞記事が伝えているように、
多様な主体のサポートも必要になってくるのだと思います。
posted by 公益財団法人仙台市市民文化事業団 at 16:54| 地域を知るためのメモ