2015年02月07日

〈仙台メダカ米プロジェクト〉シンポジウムで展示させていただきました!

2月7日(土)に〈仙台メダカ米プロジェクト〉シンポジウム「東日本大震災後のふるさと、くらしと自然」が開催されました。会場では、RE:プロジェクトのパネルをご紹介させていただきました。

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▲遠藤環境農園で育てられた【仙台岡田メダカ米(農薬・化学肥料 不使用)】

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▲メダカも登場!!

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話題提供者として『RE:プロジェクト通信』にエッセイを書いてくださっている西大立目祥子さんが登場し、『RE:プロジェクト通信』の取材で住民の皆さんから語られた、「メダカはもちろん、フナ、ナマズ、ドジョウ、沼エビ、たくさんの生き物と一緒に子どもの頃は遊んでいた」というエピソードを紹介。仙台市沿岸部に当たり前にあった自然、そして暮らしの豊かさについて、震災を経験した今だからこそ改めて見つめ直す必要があるのではないかと感じました。西大立目さんから「RE:プロジェクトの取材をしていて感じるのは、集落ごとにそれぞれ違う暮らしがあること。風土の固有性があるからこそ、そうした生活文化の固有性が生まれる。かつてメダカがいた暮らしを一つの生活文化としてちゃんと捉えて、考えていくことが大事」とのお話があり、生物学的観点からのみでメダカの環境を考えるのではなく、暮らしや地域文化も絡めて取り組んでいくことの重要性を感じました。

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後半のディスカッションでは、『RE:プロジェクト通信』第4号でお世話になった加藤新一さん(六郷老人クラブ連合会会長)、第9号でお世話になった遠藤源一郎さん(メダカ米モデル農家)も登場して、「メダカは仙台市沿岸部に復活できるのか?」をテーマに話が進みました。メダカは絶滅危惧種となりましたが、かつては人間の暮らしとともにメダカの生育環境もありました。そうした点では、長く沿岸部で営まれてきた風土に寄り添った暮らしのあり方が、メダカが帰ってくることはもちろん、この土地らしい暮らしの再生や景観づくりにつながるのではないか、という提案もありました。宮城教育大学の棟方有宗先生(生物学)からは「震災を経験した仙台市沿岸部において、【メダカがいること】がかつての暮らしや文化を取り戻す道標になるのではないか」とのご指摘がありました。一方、八木山動物公園を中心にメダカの里親募集も行っており、市内にメダカを育てている方も増えているとのこと。育てられた多くのメダカが自然に帰る日が来るよう、さまざまな場面で人の手をかけていく必要があると感じました。

改めて、仙台市沿岸部の豊かさを味わうことができたシンポジウムでした。
posted by 公益財団法人仙台市市民文化事業団 at 17:08| お知らせ