2015年02月27日

【おらほのオモイデゴハンD・終】大事に育ててきたハツキネモチ

お茶っこトークの後半は、荒浜の農家・佐藤善男さんをゲストにお迎えして、ハツキネモチに込めた想いを伺いました。

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◎ハツキネモチの経緯についてはこちら

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▲ハツキネモチのありかを熱心に探してくださった矢野トンプーさん

「すんごく“やんべぇ”(=柔らかい)餅なの。杵でついた時の返りが違うんだもの。驚いたっちゃ」とハツキネモチとの出会いを語る善男さん。佐藤さんが大事に育て続けてくださったおかげで、この日も多くの方とハツキネモチを味わうことができたのです。一人の想いとこだわりが、途絶えそうになっていた一つの品種を再び大勢で味わうという状況を作ったこと、本当に素晴らしいと思いました。

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「今年収穫されるハツキネモチも、またみんなで食べられますか?」と尋ねると、「んだなぁ、うまく採れればな」と善男さん。次の機会を楽しみに待ちたいです!
(終わり)

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posted by 公益財団法人仙台市市民文化事業団 at 21:56| オモイデゴハン

2015年02月26日

【おらほのオモイデゴハンC】三本塚の冬の暮らしはどんなの?荒浜との違いは?

14時からは「お茶っこトーク」として、三本塚地区における冬の暮らしの聞取り調査の報告と、荒浜の農家・佐藤善男さんによるトークショウを行いました。

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三本塚地区の冬の暮らしについては、東北学院大学経済学部共生社会経済学科の齊藤康則先生と、ゼミ生の榎冴絵さん(3年生)が発表してくださいました。

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榎さんは、12月と2月に行った住民の皆さんへの聞取りにも参加していただいた学生です。その時に聞いた話をまとめてくれて、以下の発表をしてくれました。
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【“仙台雑煮”の出汁は??】
今の定番は「焼きハゼ」かもしれません。三本塚の皆さんは、ほとんどが「とり出汁」とのお話でした。お雑煮の具も野菜がほとんどで、それも自宅から採れたものでした。出汁に使う鶏も、自宅で飼っていた鶏を使っていたそうです。

【凍み豆腐】
お雑煮の具として欠かせないのは凍み豆腐。三本塚の方は、二木にある豆腐屋さんから調達していたそうです。凍み豆腐を作るのにもコツがいるようで、「マイナス4〜5度でしっかりと凍らせたのが柔らかくておいしいんだ」と教えていただきました。

【セリを作る大変さ】お雑煮の具にはセリも入ります。「美味しい田セリは、トロトロにぬかった(=ぬかるんだ)土から採れるんだ。作るのがうんと大変なの」と教えてくれたのは、三本塚の農業の達人の相澤さん。

【お正月の唄】
「昔は、お正月の時にしか白いご飯は食べられなかったんだ」というくらい、白米は貴重なものでした。「お正月は特別だったから、唄もあるくらいなんだ」と相澤さんが教えてくれたのがこちらの唄です。
♪〜雪のような米 食って
    こっぱのような ドド食って
     油のような 酒飲んで
  お正月はいいもんだ〜♪

【長男の仕事】
お正月を迎えるにあたって、その家の長男だけが行う仕事があります。「若水汲み(=元日の早朝にその年初めて汲み、神棚に供えたり、雑煮を煮たり、福茶をたてるのに用いる水。この水は、一年の邪気を払ってくれる縁起のよい水とされている。)」や「縄なえ(しめ縄や輪年縄を綯う(なう)こと。)」です。神様にお供えする際には左なえにするのだそうで、左なえの縄は右なえの縄に比べて強度もあるそうです。

【小正月の行事】
◎アカズキ粥(暁粥)
◎ヤヘーヤヘー
◎成木責め
◎チャセゴ     等
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会場には、お振舞いをしてくださった荒浜の皆さんがいらっしゃいましたが、「うちとおんなじ」「成木責めは、聞いたことないねー」など、お互いの地域の違いについても気づくことができました。

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これまですべてのオモイデゴハンを見てくださっている齊藤先生からは、「地域文化を知り、学ぶ」ということの広がり(=住民の皆さんは、これまでの暮らしの中で培ってきた知恵を教え、学生をはじめとした地域の外の者は学ぶことで自身の暮らしを振り返ること、またその知恵を自身の暮らしに根付かせていくことで地域文化が繋がっていくこと)がこのオモイデゴハンという取り組みの中にはあるのではないか、そして、今後(被災地のみならず他の地域でも)考えていかなければならない交流人口の創出や地域文化の継承における側面からも、この「知り、学ぶ」という関係の構築は重要なのではないか、とご指摘いただきました。

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齊藤先生、榎さん、ありがとうございました!
(続く)
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2015年02月25日

【おらほのオモイデゴハンB】いよいよオープン!

11時30分のオープン時には、多くの方がお店の外に並んで待っていてくださいました!
荒浜の農家で「ハツキネモチ」をご提供くださった佐藤善男さんが勢いよく餅をつき、オモイデゴハンは始まりました。

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あっという間に大混雑に!
思いがけず多くの方にご来場いただき、嬉しい限りでした。一方で、ゆっくりと食べていただく環境ではなかったため、ご不便をお掛けしたと思っております。申し訳ございませんでした。

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会場には、本当にさまざまな方がいらっしゃってくださいました。
荒浜や三本塚といった地元の方の、応援を兼ねてのご来場もありました。若いお母さんたちの姿もあり、「漬物の作り方に興味があったので来ました」とのこと。これまでのオモイデゴハンの常連さんの姿も!

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お振舞いをする側も、続々とやってくる来場者を前にてんやわんや!
(お疲れさまでしたっ!!!)

荒浜のお雑煮は「ある分は、全部振舞おう」ということで、150食が振舞われました。

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三本塚のお漬物はそれぞれ100食ずつ振舞ったので、合計300食を提供!

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開始から約1時間で、ご来場いただいた皆さんへのお振舞いは終了しました。
(続く)
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